ご注意ください
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避妊手術をしたメス猫が発情する
避妊手術には、
- 子宮と卵巣を摘出する方法
- 卵巣だけ摘出する方法
の2通りの方法があります。
発情は、左右2つの卵巣が摘出できていれば起こりませんが、
年に数頭、3つ目の卵巣…副卵巣を持っている猫と出逢います。
正確なデータではありませんが、
200~300頭に1頭くらいの確率で出逢います。
副卵巣の位置が、卵巣のすぐ近くの場合に、
偶然、見つかる場合もありますが、
成長後の内臓脂肪が多かったりすると、
見つからないこともあると思います。
内臓脂肪などの"邪魔"が無い場合、
周囲の様子がわかりやすいため、
副卵巣があった場合、見つけることができます。
副卵巣の存在自体は、そんなに珍しいものでは無いと感じています。
残存した副卵巣による発情
副卵巣が発見されず、体内に残った場合、
子宮が摘出されていれば、妊娠の可能性はありませんが、
発情徴候は起こる可能性があります。
通常、手術前に卵巣の数や状態を確認してから避妊手術、
というケースはあまりないと思います。
偶然に副卵巣を見つける事が多いのは、
- 内臓脂肪の少ない若い猫
- しっかりと視野を広く取った切開
の場合が多いです。
生後5か月前後、体重が2kgくらいの猫の場合に、見つかる場合が多いです。
また、傷の小ささを追求する、視野の狭い切開だと見つけにくいと思います。
必要以上は切開しませんが、充分な視野を取ることは、
手術の安全上も重要です。