
- 猫が水を飲まない時の対処法が知りたい
- 猫が水を飲まなくて、脱水症状が進んでしまうのが心配
- 腎臓病や、尿結石の予防のため、できるだけ水分を摂ってほしい
- ウエットフードを食べていればそんなに水を飲まなくても大丈夫?
水分をしっかり摂らせましょう…と言われても、具体的にどんな方法があるのか分からない。
皮下点滴をしたとしても、不足している水分の補給しかできません。
脱水によって身体に溜まった老廃物を代謝・分解するためには、ミネラルや必須アミノ酸などの栄養素の補給が必要です。
ゼリータイプ、液状タイプ、その都度溶かして使える粉末タイプなど、水分補給にオススメの商品をご紹介します。
イースター 脱水ケア・ゲル (ゼリータイプ)
15gずつの使い切り包装なので、無駄なく少量ずつ、新鮮に使えます。
ゼリータイプのパウチの端っこ、プルプル部分のようなゲルに、旨味が閉じ込めてあります。
ウチでは、『食べる点滴』なんて言い方でお奨めしています。
アースバイオケミカル APPE アペ (スープタイプ)
猫さんにあげるには、30gずつの少量包装なので、無駄なく便利です。
ポタージュスープのような、なめらかなスープです。
BCAAという、身体がエネルギーとして利用しやすいアミノ酸が配合されています。
猫には、"必須アミノ酸"という栄養素があります。
通常のペットフード、とくに総合栄養食をあげていれば、必須アミノ酸が不足する事はありません。
食欲不振が続いて、必要な栄養素が充分に摂れているか不安な場合は、
ペースト状のおやつで、アミノ酸や脂肪酸、食物繊維が充分に含まれた
ねこのおやつ【ユーグレナチュレ】のようなおやつをお奨めします。
ユーグレナは、必須アミノ酸すべてを含むのに、
投薬やサプリのように毎日きっちり続けないと意味が無い、というものではありません。
ちょっと健康に気を付けたおやつで水分も補給・・・
というケースに最適だと思います。
アルギニンなど必須アミノ酸が摂れる機能性おやつ
QIX ハイドロパウダー (パウダータイプ)
スポーツドリンクのように、その都度溶かして使えます。
3グラムの1包装を250mLのお水で溶かして調整します。
脱水時に不足しがちなナトリウム(塩分)と旨味成分にもなるリンが追加されています。
※慢性の腎臓病の心配がある場合には、かかりつけの獣医師にご相談ください。
ほとんどのお家の猫さんは、水道水を飲んでいます
159票もの投票、ありがとうございます。
9割の家庭で水道水(水道水そのまま65%、水道水を浄水器/煮沸など29%)という結果でした。
- 地域によって水道水の硬度が違うのをご存じですか?
- ヒトと同様、猫も身体の6割は水分で出来ています。
猫に多い腎臓病や尿結石は、水分やミネラルの摂取と関わりがあります。
摂取する水の量や質にも気を配りたいですね。
公益社団法人日本水道協会 「平成29年度水道統計水質編」のデータをもとに、カルシウム・マグネシウム・硬度の違いをまとめてみました。
クリタック株式会社さんのホームページで公開されている、
『全国水質マップ』(https://www.kuritac.co.jp/column/map.html)によると、
千葉県木更津市は、全硬度100mg/mL以上 シリカ20mg/dL以上 とあり、
水道水の硬度は地域によってばらつきがある事がわかります。
クリティカルリキッド (高栄養スープタイプ)
クリティカルリキッドは、水分の補給という意味合いもありますが、特に栄養の補給のための流動食として使われる事が多いです。
食欲不振が続いたときに、高栄養のリキッドによって摂食回復のきっかけになると良いと思います。
猫壱ウォーターボール
器にこだわると、水分を摂りやすくなる事が多いです。
床からの高さを高く設定してあるので、猫さんが首の上下運動を少なく、お水をゴクゴク(ペロペロ)飲むことができます。
また、猫壱のウォーターボールには、目盛りがついていて、1日にどれくらいお水を飲んでいるか、確認することができます。