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下痢止めと整腸剤の違いと使い分け

2024年5月15日

猫さんが下痢をした際、

動物病院で処方される薬には「下痢止め」と「整腸剤」の2種類があります

それぞれの違いと、獣医師がどのように使い分けているのかをご紹介します

 

下痢止めと整腸剤の違い

下痢止め

下痢止めは、下痢の症状を一時的に抑えるための薬です。

腸の動きを一時的に抑制することで、下痢を止める効果があります。

速やかな症状の改善が期待できる一方で、下痢の原因そのものを治療するわけではありません。

短期間の使用が一般的です。

  • 目的: 下痢の症状を一時的に抑える
  • 効果: 腸の動きを抑えて下痢を止める
  • 使用期間: 原則、短期間
  • 即効性: 高め
  • 副作用: 長期使用で便秘などの可能性

 

整腸剤

整腸剤は腸内の健康をサポートするための薬です。

腸内細菌のバランスを整えることで、腸の動きを正常に戻す効果があります。

整腸剤は、腸の環境を改善することで自然に下痢を治す手助けをします。

長期間の投与も可能で、根本的な問題解決にも役立つ可能性があります。

  • 目的: 腸内環境を整える
  • 効果: 腸内細菌のバランスを整え、腸の動きを正常に戻す
  • 使用期間: 長期間も可
  • 即効性: まずまず
  • 副作用: 少なめ

 

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獣医師の使い分け

下痢止めは急な下痢の症状を抑えるための短期的な対策として、

整腸剤は腸内環境を整えるための長期的な対策として、使われます。

どちらの薬も獣医師の指示に従って正しく使うことが大切です。

 

  • 急な下痢の場合: 下痢止めが処方されることが多いです。短期間で症状を抑え、猫が快適に過ごせるようにします。
  • 慢性的な腸の問題や長期的なケアが必要な場合: 整腸剤が推奨されます。腸内環境を改善し、長期的に健康を維持するために使います。

 

整腸剤下痢止め
目的腸内環境を整える下痢の症状を一時的に抑える
効果腸の動きを正常に戻す腸の動きを抑えて下痢を止める
使用期間長期間も可原則短期間
即効性まずまず早め
副作用少なめ長期使用で便秘などの可能性

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