概要
サプリメントに利用されているグルコサミンには、
- グルコサミン塩酸塩
- グルコサミン硫酸塩
- N-アセチルグルコサミン
の3種類があります。
それぞれの特徴を知っておくと、選択の際に役立つかと思います。
グルコサミンというと、軟骨のすり減りのサプリでしょ?
と連想する方は多いと思います。
関節の痛みや動きを改善しようと、
軟骨の成分である「グルコサミン」を含むサプリを奨められたり、
利用することも多いと思います。
関節炎の炎症と、膀胱炎の炎症に共通点がある事から、
グルコサミンを尿路系のサプリとして推奨している商品もあります。
3種類のグルコサミン
動物用のサプリメントとして流通しているグルコサミンの成分には
- グルコサミン塩酸塩
- グルコサミン硫酸塩
- N-アセチルグルコサミン
の3種類が使用されています。
この3つのうち、
N-アセチルグルコサミンは、
膝関節の軟骨を構成する「ヒアルロン酸」の成分そのものです。
ほかの種類のグルコサミンも、
体内でヒアルロン酸の材料になると考えられています。
グルコサミン塩酸塩
一般に、硫酸塩よりも作用が弱いと言われています。
医薬品ではありません。
グルコサミン硫酸塩
海外では医薬品として扱われています。
軽度の関節の炎症に「有効性が示唆されている」との評価がありますが、慢性化していたり、重篤な場合の鎮痛効果は期待できません。
N-アセチルグルコサミン
関節の軟骨の成分。
膝関節の痛みや炎症に有効とも、有効でないとも報告されています。
根拠は十分でないと考えられています。
動物用では、抗炎症作用を期待して、膀胱炎のケアに対するサプリメントとして販売されています。
PE ウリンダーNEO N-アセチルグルコサミン
フェルロ N-アセチルグルコサミン