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【お家でもできる】猫の慢性腎臓病の早期発見3つの方法~SDMAだけじゃない~

2020年9月2日

 

概要

猫さんは歳を重ねるにつれて、少しずつ腎臓の機能が落ちていきます。

軽い症状が始まる年齢は様々です。

IDEXX社のSDMA測定が、早期発見マーカーとして多用されていますが、

お家で腎臓の状態をチェックできないか?という要望もあります。

そこで、猫さんを病院に連れて行かなくても、お家で安価でできる腎臓病検診方法を3つお伝えします。

 

高齢猫が慢性腎臓病になって起こること

猫さんは慢性腎臓病になると、ゆっくり体重が減少します。

慢性腎臓病になった猫さんが、どんどん体重が増える事はまずありません。

早期発見のためにお家で出来ることその1

1.体重測定

 

お家に人間用の体重計があれば、抱っこして一緒に体重計に乗って、

自分の体重を差し引くと、猫さんの体重が測定できます。

 

「○.○kgが良い」という訳ではなく、体重の変化(割合)を把握することが重要です。

体重の減少が
5%までなら→要観察(2~4週間)
5~10%なら→対応必要
10%を超える減少→深刻!
 
例えば・・・いつも4kgの猫さんが
3.9kg・・・100g減少=2.5%減少
3.8kg・・・200g減少=5%減少
3.7kg・・・300g減少=7.5%減少
3.6kg・・・400g減少=10%減少 
となります。

いつもの体重を知っておくことは重要で、

病院を受診された場合も、

1ヶ月で300g減った、2年で2kg減ったなど、

変化が分かるととても役立ちます

 

★体重測定は立派な健康診断

 

尿量・飲水量が増える

腎臓という臓器は、機能が落ちても、平気な顔をして頑張ってくれます。 

具体的には、尿の量が増えます。

おしっこの量が増えると、身体が脱水するので、

のどが渇きよくお水を飲むようになります。

急に始まるのではなくて、気づいたら

  • なんだか最近いつも水を飲んでるなぁ
  • いつまでもお水を飲んでるなぁ
  • 猫砂の消費量が多くなったなぁ

といった状況の場合が多いです。

 

早期発見のためにお家で出来ることその2

2.一日の飲水量を記録しておく

目盛り付きの器で1日の飲水量を知っておくと、慢性腎臓病の早期発見に役立ちます。

多いかな?と思った時に普段の飲水量を知っておくと、違いに早く気付けると思います。

 

体重測定や排尿を確認など、お家で日常の記録をつけられる方法もありますので、検討されてみてはいかがでしょうか?

   

3.おしっこのチェック(量・性質)

慢性腎臓病が進行すると尿が薄くなります(右)

 

尿比重計:尿比重(尿の濃さ)を測る機械です

尿の量と、尿比重は、慢性腎臓病のチェックの大きな手がかりになります。

尿の量は、

  • 猫砂の消費量 (買う頻度が多くなった)
  • 以前の1週間分が4~5日で出ている

といった「気づき」で、尿量の増加を見つけることができます。

 

尿比重の測定は、液体の状態で採尿する必要があります。

尿を動物病院へ持って来ていただくか、

少々値が張りますが。

尿比重計という道具が市販されています。

アタゴ製尿比重計は👉コチラ

  

(補足) むやみにやらない方がいい事

猫さんが歳を重ねていくと、

腎臓病になるかもしれない、

昔飼っていた猫も腎臓病になった…

などの理由から、

予防のために腎臓病の療法食を与えようと、

お思いになる方もいらっしゃるのですが、

腎機能が落ちていない場合、療法食はデメリットになります。

療法食は総合栄養食ではありません

療法食は、栄養素の一部を制限したり、バランスに手を加えています。

健康な猫に療法食を与え続ける事で、健康を損ねることがあります

かかりつけの動物病院スタッフと相談しながら使ってください。

 

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