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下痢の原因と対策:止める?止めない?治療のアプローチと注意点

2023年10月22日

 

1. はじめに

下痢の現象とは何か

下痢とは、簡単に言えば、通常よりも水分を多く含んだ便が頻繁に排出される現象です。

腸内での水分の吸収がうまく行われなかったり、腸が刺激されて早く動くことで起こります。

 

例えば、有害な細菌やウイルスが原因で腸が刺激されると、

体はこれらを外に出そうとして下痢になることがあります。

 

 

なぜ下痢について知っておくべきか

下痢は、身体が何らかの異常を感じているサインの一つです。

軽いものであれば、自然に治ることもありますが、

長く続く場合や他の症状と一緒に現れる場合は、

何らかの病気が隠れている可能性もあります。

 

また、下痢が続くと脱水症状のリスクも上がります。

このため、下痢の症状や原因についての基本的な知識を持っておくことで、

早めの対処や適切な治療を受けることが可能です。

 

 

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2. 下痢の主な原因

感染症や食中毒などの外的要因

外的要因としての下痢の原因は、身体の外から侵入してくるもの、例えば感染症や食中毒です。

感染症は、ウイルスや細菌、寄生虫などが原因となることが多く、

これらの微生物が腸を刺激することで下痢を引き起こします。

猫の場合、特に、サルモネラ菌やコロナウイルスはよく知られています。

食中毒の場合、有害な細菌が付着した食品を摂取、腸内で増殖し、毒素を放出。

これが腸を刺激して下痢を起こします。

  

抗生物質の使用や、全般的な体の不調などの内的要因

内的要因とは、身体の内部の状態や変化が原因となるものを指します。

たとえば、抗生物質は病原菌を殺す作用がありますが、同時に腸内の善玉菌も減少させることがあります。

これにより、悪玉菌が優勢になり、腸内細菌のバランスが乱れて下痢を引き起こすことがあります。

また、ストレスや環境の変化も腸の動きを変え、下痢を引き起こす可能性があります。

 

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3. 止めるべき下痢とその理由

3.1 長期間続く下痢

脱水症状のリスク

脱水とは、体内の水分が不足した状態を指します。

下痢が長く続くと、体から水分や塩分(電解質)が大量に失われるため、脱水症状を引き起こすリスクが高まります。

 

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栄養素の喪失

下痢が続くと、食べた食物が腸を早く通過するため、栄養素をうまく吸収することができなくなります

特に、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素が不足すると、体の機能が低下したり、免疫力が落ちる可能性があります。

そのため、下痢が続く場合は、バランスの良い食事やサプリメントでの栄養補給が必要です。

 

 

3.2 他の症状とともに現れる下痢

感染症や疾患の可能性

下痢だけでなく、発熱や嘔吐などの他の症状が同時に現れる場合

感染症や特定の疾患が原因の可能性が高いです。

例えば、食中毒や、ウイルスによる胃腸炎は、下痢とともに高熱や嘔吐を引き起こすことがあります。

また、慢性的な疾患や消化器系の病気も、下痢を伴うことがあります。

そのため、他の症状が同時に現れる場合は、獣医師の診断を受けることが重要です。

 

何らかの原因が潜んでいるサイン

身体は、何らかの異常や不調を感じると、さまざまなサインを出して警告してくれます。

下痢もその一つのサインです。

特に、下痢が突然始まったり、他の症状とともに続く場合、身体が何らかの原因で不調を感じている可能性が高いです。

感染症や食中毒に限らず、ストレスや食生活の変化、薬の副作用など、さまざまな原因が考えられます。

このような場合、早めに原因を特定し、適切な対処をすることが大切です。

 

4. 止めない方が良い下痢とその理由

4.1 感染性の下痢

体の自然な反応としての下痢

下痢は、身体が異常な物質や細菌を排出しようとするときの自然な反応の一つです。

例えば、感染症や食中毒が原因で下痢が起こる場合、それは身体が有害な物質を迅速に外に出そうとしているサインです。

 

有害な物質の排出

体内に取り込まれた有害な物質や細菌は、健康を害する可能性があります。

下痢は、これらの有害なものを速やかに体外に排出する手段として機能します。

これにより、体内に有害な物質が長く留まることを防ぐことができるのです。

 

4.2 食中毒による下痢

体が反応しての排出

食中毒の場合、摂取した食品に含まれる有害な細菌や物質が体内で増殖し、毒素を放出します。

これに反応して体は下痢を起こし、有害な物質を排出しようとします。

 

下痢止めの使用の危険性

感染性の下痢や食物中毒の場合、下痢止めを使用すると、体内に有害な物質や細菌が長く留まるリスクが高まります。

これにより、症状が悪化する可能性があります。

 

4.3 抗生物質関連性の下痢

善玉菌の減少と悪玉菌の増加

抗生物質を使用すると、病原菌だけでなく、腸内の善玉菌も減少することがあります

これにより、悪玉菌が優勢になり、腸のバランスが乱れ、下痢を引き起こすことがあります。

 

プロバイオティクスの重要性

プロバイオティクスは、腸内フローラのバランスを整える役割を持つ善玉菌を補給するものです。

抗生物質関連性の下痢の場合、プロバイオティクスを摂取することで、腸内のバランスを回復し、下痢の症状を軽減することが期待されます。

 

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5. 適切な対応の選び方

下痢の原因や症状を正確に判断する方法

下痢の原因はさまざまです。食事の変化、感染症、ストレス、薬の副作用など、多岐にわたります。

正確な原因を判断するためには、下痢が始まる前後の食事内容や生活環境、他の症状の有無などを詳しく振り返ることが大切です。

また、下痢の色や量、回数などの特徴も重要な手がかりとなります。

例えば、血の混じった下痢や、白(グレー)っぽい色をした下痢は、特定の疾患の可能性を示すことがあります。

 

 

獣医師との相談の重要性

下痢は一時的なものから、深刻な疾患のサインまでさまざまです。

特に、高熱や脱水の症状、継続的な下痢がある場合、自己判断せずに獣医師の診断を受けることが重要です。

獣医師は、症状や検査結果をもとに原因を特定し、適切な治療方法を提案してくれます。

また、下痢の原因や治療方法についての正確な情報を得ることができ、安心して治療を進めることができます。

 

6. まとめ

下痢の対処法の大切さ

下痢は、日常生活における不便や不快感だけでなく、脱水や栄養不足などの健康リスクを伴うことがあります。

そのため、早期に適切な対処をすることが大切です。

下痢の原因や症状に応じて、水分補給や食事の見直し、薬の使用など、適切な対処法を選ぶことで、症状の悪化を防ぐことができます。

 

体のサインを適切に読み取ることの重要性

体は、不調や異常があるときにさまざまなサインを出して知らせてくれます。下痢もその一つのサインです。

これらのサインを適切に読み取り、早めに対処することで、より深刻な健康問題を防ぐことができます。

特に、下痢以外の症状が同時に出ている場合や、下痢が長く続く場合は、何らかの病気や疾患の可能性が考えられます。

そのため、体のサインを見逃さず、適切な対応をすることが大切です。 

  

 

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