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「読書脳」樺沢 紫苑 著 を読んで。◆読書感想文◆

2023年9月17日

スキマ時間に読めるビジネス書
ふせんを貼りながら、赤鉛筆で書きこむ"読書"

 

先日、おなじく樺沢紫苑先生の、

》『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑 樺沢紫苑 著』を読んで

という記事をアウトプットしました。

https://nekodoctor222.com/2023/07/31/kabasawa-shion-book-review/

 

気になった場所や、忘れたくない場所に、

付箋や書き込みをどんどんしていくスタイルの読書は、

『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑著、サンマーク出版)という本に出合い、

アウトプット前提の読書をするようになったのがきっかけです。

 

今回レビューする読書脳は、『読んだら忘れない読書術』の加筆版です。

とくに、AI時代、この先の何十年に役立つ知識を加えた内容になっています。

 

この本は一言でいうと…

読んでも内容をすぐに忘れてしまうような"読書"はもったいない。

内容を自分の知識にするために、

"読んで(インプット)+書く(アウトプット)=読書"をしよう。

という内容の本です。

 

精神科医の著者が読書術について本を書いた訳

著者の樺沢先生は、メンタル疾患の患者さんと向き合う際、

書籍や小冊子を読むことを提案されるそうです。

でも、ほとんどの方が読まない・・・。

 

読書なんて気分ではないという理由もあるかと思いますが、

本は、様々な悩みを解決してくれるツール。

 

「本を読むという習慣で、病気の予防につなげる」というミッションのため、

執筆を続けている著者を私は尊敬しています。

そういった文章を書けるようになりたいなと、

私もアウトプット(この感想文もその一つ)を行っています。

  

「情報」と「知識」はどう違う?

1年前の新聞には、役に立つことが書かれていますか?

10年前の本に、役に立つことが書いてありますか?

1年前の新聞には単に情報だけが掲載され、

対照的に、10年前の本には役立つ知識が詰まっています。

 

この違いから、私たちは膨大な情報の中から有益な知識を取捨選択する必要があることがわかります。

本に書かれている内容は、まさに知識の結晶。

 

情報が不要という訳ではなく、

情報と知識のバランスを取ることが不可欠です。

私自身がSNSなどで情報発信する際、このバランスを保つことが重要だと感じています。

 

それによって、飼い主さんの"悩みを解決すること"=価値提供につながると考えています。

 

すぐに実践できる読書"術"

夏休み・・・。小学校の宿題の定番は"読書感想文"ですが、

読書感想文の書き方など、教えてもらった記憶がありません。

ましてや、読書の方法、本の読み方を習った記憶もありません。

 

この本の中には、本を読む時、

「こういうことを意識すると頭に残りやすいよ」

という具体的な方法がいくつも綴られています。

 

その中から・・・

  1. 鉄は熱いうちに打て読書術
  2. 守破離読書術
  3. お勧め読書術

をご紹介したいと思います

 

鉄は熱いうちに打て読書術

子供の頃、テレビゲームのソフトを購入した際、

帰りのバスの中でワクワク感が胸に広がりました。

待ちきれず箱を開け、説明書を読む瞬間、

脳の中ではまるでドーパミンが噴水のように活発に働いていたのです。

ワクワク感の正体は脳内のドーパミン(幸福ホルモンの一つ)です。

 

鉄は熱いうちに打て読書術は、このワクワク感を利用する読書術。

新しい本を手に入れたときのワクワク感を保ちながら本を一気に読む方法です。

せっかく買ったのに読まずに積みあがる・・・積ん読の防止にもなります。

 

守破離読書術

「守破離」はお稽古事におけるステージ分類を表しています。

この考え方によれば、学ぶ段階研究する段階、そして独自の境地を拓く段階があります。

 

最初の「守」は師匠の流儀を習得する段階を指します。

次に「破」では他の流儀を研究し、広く学び取る段階です。

そして、「離」は自分自身のスタイルや独自の境地を築く段階です。

 

理解できない難しすぎる本をいくら読んでも、

時間とお金が無駄になってしまいます。

 

重要なのは、自分のレベルに合った本を選ぶこと

自分のステージに合わせて本を選び、

効果的に学びながら成長することが大切です。

 

note完全マニュアル

 

先日、自分の文章、写真、イラストなどの作品を発信できるサイト「note」に登録しました。

その魅力の一つは、自分が発信する情報を有料で販売できることです。

ネット上には「note」の始め方に関する情報が無数に散らばっていますが、

初心者にとっては情報の断片を集めるよりも、

まずは1冊のマニュアル本を通じて体系的に理解することが近道だと考えました。

私にとっては、まさに「守」のステージなのです。

このステージからしっかりと基礎を固め、次の段階に進む準備を整えることが大切だと思います。

 

お勧め読書術

少年野球の道具には、

有名なプレーヤーにちなんだバットやグローブ、

例えばイチローモデルや大谷モデルなどがあります。

これらの道具は、彼らを尊敬する選手にとっては特別なものになります。

 

同様に、雑誌のグラビアでは、身につけている衣装や小物のブランド名が掲載されています。

その人のスタイルや好み、考え方を垣間見る事が出来ます。

 

憧れの人がおすすめする本を読むことは、

その人の経験や知識を手に入れる絶好の方法です。

彼らが人間として成長し、成功に至る過程で得たエッセンスが詰まっています。

そのため、彼らの視点や価値観を理解し、

自分の人間性をより豊かに形成する手助けになるのです。

 

AI時代こそ読解力が必要

これからの時代、

Chat GPTなどAIが作成した文章を読む機会が増えていきます。

また、AIに文章で指示を出すことも一般的になるでしょう。

これは、まさに言葉のインプットとアウトプットのプロセスです。

 

文章を読む力や理解力、

そして膨大な情報を整理・記憶する能力は、

これから先、非常に重要なスキルとなります。

 

直近10年間に読んだ本の知識が、今の自分を作っている、

という話を聞いたことがあります。

20代~50代、幅広い年代の方々におすすめの本だと思います。

 

》読書脳 樺沢紫苑 著(サンマーク出版) 

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