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猫の口内炎にビタミンB群は効果あるの? 獣医師が検討ポイントを解説!

概要

人の口内炎の治療には、チョコラBBなどのビタミンB群の第3類医薬品が薬局・薬店で購入できます。

猫の口内炎に、ビタミンB群は治療的な効果はあるのでしょうか?

猫の口内炎は、人の口内炎のような粘膜が円形の潰瘍を起こすタイプ(アフタ性口内炎)は稀で、歯周病から生じる歯肉の炎症感染症免疫異常によるアレルギーなどが原因となる場合が多いです。

そうはいっても、ビタミンB群が全く無意味かというと、皮膚や粘膜の修復にはビタミンB2、B6、ビタミンCなどが関わってくるため、積極的にサプリメントで補う事で症状の改善を助けることが可能です。

  

 

1.猫の口内炎にビタミンBは意味ないの?

結論としては「意味ない」訳ではありません。

 

皮膚や粘膜の修復にはビタミンB2、B6、ビタミンCが関わっています。

ビタミンB群、ビタミンCは水溶性ビタミンで、過剰に摂取されても尿中に排泄されます。

いわゆる過剰症による副作用の心配はありません。

 

猫の口内炎は、歯周病から生じる歯肉の炎症や感染症、

猫の歯肉炎

 

免疫異常によるアレルギーなどが原因となる場合が多いです。

猫の口角炎

 

人の口内炎のような粘膜が円形の潰瘍を起こすタイプ(アフタ性口内炎)は稀で、

猫の口の中で潰瘍を見つけた場合には、扁平上皮癌などの腫瘍を疑う場合もあります。

ヒトの口内炎(アフタ性口内炎)

 

しっかりと炎症を抑えるためには、消炎鎮痛剤や抗生物質、場合によっては全顎抜歯などの外科的な治療が必要な場合もあります。

ビタミンB群の作用は、あくまでも補助的なもので、これだけで完全な治癒を目指すのは難しく、

期待を100%叶えてくれる訳ではありませんが、サプリメントとして補助的な作用を期待するのは悪くないと思います。

   

2.人間用のビタミン剤はあげて大丈夫?

猫は、人間の肝臓と薬の分解方法に違いがあるので、ビタミン剤に限りませんが、人間用の薬は使わないようにしてください。

猫用の錠剤のビタミン剤も発売されていますが、

ねこのおやつ【ユーグレナチュレ】

のような、ビタミンやアミノ酸、脂肪酸など複合的なサプリで食べやすいものの方が、

おやつ感覚であげられますし、投薬のようなしんどい思いをしなくて続けやすいと思います。

 

3.【結論】猫の口内炎にビタミンB群は補助的にあげるべき??

 

意味があるか?ないか?

99%の期待に応えてくれても、1%の部分にこだわりがあって「意味ない」と感じる人もいると思います。

一方、いろんなものを試してみたいけど、選択肢が多すぎて何が正しいんだろうと困ってしまう事も多いと思います。

食べ物と病気について考えてみようかな?というきっかけには試しやすい栄養素だと思います。

 

腎臓の健康維持を助けるアルギニンも

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