【上手に活用】腎臓病を早期発見?健診は受けた方が良い?

ウエルネス

概略・まとめ

IDEXX社の検査項目SDMAは、腎機能が40%失われた時点で数値が高くなる。

早期の段階で発見できれば、食事療法食への変更が早めに可能。

場合によっては、麻酔下での歯科処置も早期腎臓病のうちに行うことが可能。

IDEXX SDMA啓発ポスター

IDEXX社の健康診断キャンペーン。
待合室掲示用のポスターを頂きました。

ねこちゃん 一生のうちに3頭に1頭が腎臓病に!

日本全国の動物病院における健康診断で
中高齢猫の31%が腎臓病疑いとして検出されています。
※8歳以上の猫39,511頭を母数とする調査

3頭に1頭…と言わず、
個人的には、猫は高齢になれば程度の差はありますが、
ほぼ必ず腎臓を傷める…くらいの印象を持っています。

SDMAによって腎臓病の早期発見

腎臓病の指標として今でも使われるCre(クレアチニン)の値は、
腎臓の機能が75%失われた時点(残り25%で頑張っている状態)まで、
異常値が現れません。

また、Cre(クレアチニン)は筋肉量によって差が出やすい数値です。
痩せている猫さんだと、腎臓病の末期でも1以下という場合があります。

比較すると、約17か月早く慢性腎臓病を見つけることができます。

検査結果の解釈での注意点

SDMAを測定すれば、クレアチニンの検査は不要、という訳ではありません。

実際、BUNやCreは上昇しているのに、
SDMAは基準値内という猫さんに何度か遭遇しています。

腎機能の状態はSDMAとクレアチニン等の複数の検査項目を併せて判断します。

また、検査結果の解釈には、

食欲はあるか?
嘔吐はないか?
脱水していないか?
体重は落ちていないか?

といった臨床徴候を聞き取ることの方が重要です。
SDMAが高値でも必ずしも腎臓病と診断できるわけでもありません。

数字を判断するのは、機械的な判断ではありません。

早期発見のおかげでできること

猫の慢性腎臓病は4つのステージに分かれます。

(軽度)ステージ1⇒(重度)ステージ4

腎臓病用療法食セミントララプロスといった投薬は、
ステージ2から検討しますが、
かなり重度になってから発見となるケースも多いです。

歯周病などのケアに全身麻酔が必要な場合でも、
腎臓病の程度が細かく把握できると、
安心して処置が可能で、
食欲の維持、強制給餌の回避につながります。

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